ミネラルとは
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ミネラル(mineral)は、一般的な有機物に含まれる4元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外の必須元素である。 無機質、灰分(かいぶん)などともいう。 蛋白質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び五大栄養素の1つとして数えられる。
ミネラルは体の発育・代謝・生理作用をコントロールする働きがあり、細胞のバランスを維持して、神経や筋肉機能を正しく保ちます。ミネラルは健康維持や生命渇仰にとってとても重要で決して欠かすことのできない存在なのです。
微量ミネラルとは
ミネラルは地球上に約118種類あるといわれています。このうち、人間にとって必須ミネラル(微量元素)といわれている元素は約30種類です。この30元素は人間にとって絶対に必要といわれており、これら微量元素が不足することが「生活習慣病」の原因といわれています。
我々人間にとっての必須ミネラルは体重の約4%です。草木などを燃やした場合、約80%の水分は蒸発し、灰分が残ります。この残った灰分がミネラルなのです。
ミネラルは自分の体内で作ることができず、体細胞内での重要な生命・健康維持の際には、外部からしっかりミネラルを取り込まないと体に異常をきたします。たとえ、取り込むことができても摂取量が少ないと欠乏症が起こり、さまざまな病気を引き起こしてしまいます。
ミネラル118種類
0.02%が微量元素
鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、コバルト、クロム、ヨウ素、ニッケル、フッ素、バナジウム、スズ、ケイ素、チタン、モリブデン、ストロンチウム、ゲルマニウム等々
3~4%が中間元素
カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、イオウ、リン、塩素の7元素
現代の食品はミネラル不足
植物が土壌からミネラルを吸収し、動物はそれを食べることによって体内にミネラルを取り入れています。
しかし、最近の野菜に含まれるミネラル含有量は50年前の2分の1から3分の1であると言われています。
これは、化成肥料を多用する現代農法の落とし穴で、微量成分を十分に植物が補給すること無く、時間をかけずに多量の収穫のみを目的とした栽培を行った結果です。
先進国では現代病が蔓延していますが、発展途上国ではその発症率が少ないことも、食品中のミネラル不足で説明ができます。